ぼたんの育て方講座

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この『育て方講座』は、少しでもみなさまの参考になればと作成しました。
お庭の土の状態やぼたんの状態によって対応等が違ってくる場合もありますのでご理解ください。
他にもアドバイスを予定しておりますので、お楽しみ下さい。
名誉住職

●第一回講座 花後剪定 ※5月中旬

花が傷んできたら、剪定を行います。

花を持ち、花の根元の茎を切って下さい。

思い切って・・・・切りましょう‼


●第二回講座 御礼肥編 ※5月下旬


●第三回講座 (月夜)芽かき ※6月上旬

芽こき編

今回は芽こきです。来年の花の為には大事な作業なので、是非挑戦してみて下さい。もう皆さんの家のぼたんも芽を出しているでしょう。今回は写真のぼたんを芽こきしたいと思います。葉茎が出ている所にはほとんどの場合は芽が出ます。まだ、芽が出ていない場合も芽が出ます。(ご心配なく!!)

#01

1)まず芽の数(芽が出ていない場合は葉茎の数)を数えます。写真の場合は4つです。
芽こきは根元の方から数えて、2つほど芽を残して上の2つの芽(写真の場合は3,4の芽)を芽こきします。
ここで残した芽は来年綺麗な花を咲かせてくれるはずです。
せっかくある2つの芽をこいでしまうはと心配でしょうが・・・花の背丈を低くするためです。
よくあるのが、今年は咲いたけど来年は花が咲かないとか、細い茎で長くなってしまったとか。
理想は太く短い(強い)ぼたんです。それを目指す為には、今回の芽こきと10月の剪定が大事です。


#02

2)写真の矢印1の方向にハサミをいれます。
この時、気を付けて欲しいのは、主茎や葉茎を痛めない事です。
必ず矢印1の方向からハサミを入れて下さい。
慎重かつ大胆に!!!!
ここで葉茎を大事にするのは・・・そうです、光合成のため葉はたくさんあればあるほどいいからです。誤って葉茎を切ってしまってもご心配なく。


#03

3)次に写真の矢印2の方向にハサミをいれます。
またまた慎重かつ大胆に!!!!
の作業を芽こきする芽の数だけ繰り返して下さい。
まだ続きます!

注意:今年花が咲かないで写真のように、主茎の一番上が芽になっているぼたんは、そのままにしておいて下さい。


●第四回講座 秋の剪定 ※11月初旬

剪定編

今回は秋の剪定です。ぼたんの姿を良くする為に大事な作業です。
来年花をいくつ咲かせるかにも関わっている作業です。

#01

皆さんの家のぼたんはいまどんな状況でしょうか?
今回は写真のぼたんを剪定したいと思います。
今は写真の様にみるも無残な状態ですね。
枯れているのではないのかという疑問も湧いてきますよね(ご心配なく!!)
注意!!!!
まだ、まだまだ葉っぱに青さが残っている場合は、もう少し待ってから今回の剪定を行いましょう!!!
今回の作業はすごく簡単なので楽な気持ちでやりましょう!!!!


#02

前回の講座にも書いたのですが、理想は太く短い(強い)ぼたんです。それを目指す為には、今回の剪定が大事です。
今回は写真の赤い芽を残して剪定します。
来年この赤い芽が綺麗な花を咲かせてくれるでしょう!!!!!
ポイントは慎重かつ大胆に!!!!


#03

1)まず、確認をしましょう!!
青い丸で囲まれているのは前回芽こきをした跡です。
赤い丸で囲まれているのは今回残す芽です。
芽を確認できたら、さあ剪定開始です!!!!
 
 


#04

2)芽の先より上の茎(赤い線に注目です!)を目安に茎を切っていきます。
青い線の方向にハサミを入れて茎を切ります。
注意!!この時、切り口が芽に向かわないように切って下さい。
雨水が芽にこぼれ落ちて芽が腐ってしまうのを防ぐ為です。


#05

特別1)一つの茎に多くの茎が伸びて、その茎に芽が付いている場合は、かわいそうですが、いくつか茎を切ってあげましょう!!
写真では、一つの茎に赤の1~3までの3つの茎が伸びてます。
ここでは、3の茎を剪定します。
茎の根元の適当な所で思い切って切って下さい。
注意!!この時、切り口が芽に向かわないように切って下さい。


#06

特別2)写真の様に3を切って下さい。
なぜここで大切な茎と芽を剪定してしまうのでしょう?
それは・・・いつも書いているように「理想のぼたん」を目指す為だからです。
あともう少しです!!!


#07

完成!!!!!!
すっきりしすぎる位スッキリしましたね。
これでバッチリ来年の花への準備は着々と進んでいます。


●第五回講座 春の芽こき ※4月中旬

春の芽こき編

本格的な牡丹の季節がやってきますね。
今回は写真のぼたんの芽こきをしたいと思います。
今回は”春の芽こき”です。
簡単ですのでやってみましょう!!
今回は芍薬の芽をこいでいきます。
 皆さんご存じでしょうが、牡丹はもともと芍薬に接ぎ木をしています。
牡丹は台木が芍薬ですから、芍薬の方が強いのです。
「牡丹を買ったのにいつの間にか芍薬になってしまった」という話をよく聞きます。

#01

春になると地面から芍薬の芽が牡丹の芽と共に顔を出す場合があります。
芽こきをする前に芍薬の芽と牡丹の芽の違いを確認しておきましょう!
左側の赤囲みが芍薬の芽です。
右側の青囲みが牡丹の芽です。


#02

特徴(左の画像):出たばかりの芽は鋭く尖っています。色は牡丹より赤いです。
もし仮に間違えたとしても、大丈夫ですよ!!


#03

写真のように芍薬の芽(青い印)が生えています。
芍薬の芽を手でもハサミでもいいので、折りましょう!!
折るときに地面から少し下を折ってみましょう。
 
牡丹の芽もこぐ場合もあります。
今、幹が細く背が高い場合はこれからの事を考えると残しておいた方がいいでしょう。
幹が太く背が低い場合は、牡丹の芽も今回こいでしまいましょう!
次回は 陰芽こき編(近日) です。お楽しみに!!!